[第28場面 、芝居がかった序幕]
フランス軍将兵 :
アクスブリッジ : 「閣下」
ウェリントン : 「アクスブリッジ」
アクスブリッジ : 「私は副総司令官ですから 作戦をお教えを」 「万一に備えて」
ウェリントン : 「勝つことだ」
アクスブリッジ :
ウェリントン : 「芝居かかった連中だ」 「音楽に旗か」
「だが見事だ」
ウェリントン : 「最初の戦闘が派手で 君は運がいい」
ヘイ : 「閣下」
ウェリントン :
ヘイ : 「道の近くを見てください 白い馬に乗っています」
「怪物です」
ウェリントン : 「あれが、ヨーロッパ最大の盗賊か」
マーサー : 「ナポレオンは射程内です 砲撃をお許しください」
ウェリントン : 「いかん」
ウェリントン : 「総司令官同士が することではない」
歌 : 「ボナパルトは戦士」 「プロシアと戦った」 「ロシアと戦った」
ウェリントン : 「戦争も 歌の対象になるのか」
大意はこういうことだが右の直訳調もいい。
デランシー : 「黙らせますか」
ウェリントン : 「いや いい 放っておけ」
「時間かせぎになるなら 今朝は何でもいい」
「バカ騒ぎは嫌いだが 妥協も時には必要だ」
「士気をあおれ」
デランシー : 「フランスの強敵は誰だ?」
兵隊の合唱 : 「ウェリントン」
英軍兵士K : 「カギ鼻の名将軍は?」
兵隊の合唱 :
英軍兵士L :
「ナポレオンを けとばすのは?」
ここは字幕が重なるので出せないところ。
兵隊の合唱 :
ウェリントン : 「自己宣伝に 白馬なぞ古臭い」
英軍兵士M : 「敵が一目置くのは?」
兵隊の合唱 : 「ウェリントン」
英軍兵士N : 「フランスの恐怖の的は?」
兵隊の合唱 :
英軍兵士O : 「ナポレオンを いじめるのは?」
こっちのほうがいい。
兵隊の合唱 :
英軍兵士P : 「フランスを撃退するのは?」
兵隊の合唱 :
英軍兵士Q : 「カギ鼻の名将軍は?」
兵隊の合唱 :
英軍兵士R : 「フランスの強敵は誰だ?」
兵隊の合唱 :
英軍兵士S : 「ナポレオンを けとばすのは?」
兵隊の合唱 :
[第29場面 、ナポレオンの作戦]
ナポレオン : 「早く出してくれ」
ナポレオン : (この泥にやられるぞ)
(恐るべき敵は自然だ)
スルト : 「命令書です」
ナポレオン : 「トロイ戦争より多いな」
ナポレオン : 「砲兵隊の位置から見て 敵の重点は右翼だが」
「恐れているのも右翼だ」
「よし」
「右翼を攻めよう」
「陽動作戦で行こう」
「右翼を攻撃すれば 主力が右翼に回る」
「そうしたら 中央から イギリス貴族をやっつけよう」
全体として分かりやすくさすがによくできてる。
[第30場面 、今日の獲物に]
ウェリントン : 「諸君」
「今日の獲物に」
ウェリントン : 「軍服の仕立てがいい」
ヘイ : 「ジェームズ通りの ダンモア社です」
ウェリントン : 「スタイルのいい方が 敵も喜ぶ」
わかりやすい。
ピクトン :
[第31場面 、息子]
ナポレオン : 「ラ・ベドワエール」
ラベドワイエール :
ナポレオン : 「子供は?」
ラベドワイエール : 「息子が一人」
「まだブーツ位の身長です」
ナポレオン : 「ここにいたらいいと 思うか」
ラベドワイエール : 「はい」
ナポレオン : 「なぜ?」
ラベドワイエール : 「陛下に会えます」
ナポレオン : 「私に?」
「私にも息子が・・・」
「死ぬほど会いたい」 「だが ここへ呼びたいとは 思わない」
「今日の戦闘は 見せたくない」
ナポレオン : 「敵の主力は丘の向こうだ 前面しか見せておらん」
「なかなか抜け目ない」
ナポレオン : 「あそこから攻撃しよう
ウーゴーモンだ」
[第32場面 、 戦闘開始]
ウェリントン : 「舞踏会の始まりだ」
デランシー : 「11時35分」
ウェリントン : 「諸君 部署へ戻りたまえ」
仏軍士官 : 「大隊 前へ進め」
[第33場面 、 ウーゴーモン]
11時55分 ウーゴーモン
デランシー : 「右翼が崩れました 至急 援軍を」
ウェリントン : 「敵の狙いは 今の攻撃方向とは違う」
デランシー : 「95師団の移動を」
連隊の間違い。
ウェリントン : 「敵から逃げ回りたくない」
「時間は充分にある」
12時10分 ウーゴーモン
[第34場面 、正面攻撃 ]
ナポレオン : (ウェリントンの奴め あそこを1歩も動かん)
(尊敬に値する点が 2つある)
(用心深さと もう1つ 勇気だ)
ナポレオン : 「敵は動かん ピクトンの部隊に猛砲撃を」
ウェリントン : 「君の部隊を狙い出したぞ」
ピクトン : 「砲兵隊の移動が速い」
ウェリントン : 「拳銃の手軽さだ」
ウェリントン : 「バイランドの隊は 踏ん張れるか」
ピクトン : 「ご心配なく 頑張るでしょう」
ウェリントン : 「それならいいが」
ウェリントン : 「古い隊形で攻めて来る」
ピクトン : 「我が方も 古来の戦法で行きましょう」
[第35場面 、酒こそ我らが魂 ]
英軍軍曹 : 「飲めるうちに飲んでおけ」
「酒の勢いで 敵を圧倒するんだ」
直訳は「敵に飲まれる前に飲んじまえ」だが、非常にピッタリな意訳。
伍長オコーナー : 「ディック」
兵卒トムリンソン : 「要らない」
伍長オコーナー : 「飲めよ 陛下の心づくしだ」
「帰還したら お礼を言いに行こう」
兵卒マクケビット : 「敵はもっといるのか」
伍長オコーナー : 「知るもんか 神様じゃない」
兵卒マクケビット : 「地の底から 地獄が出て来た感じだ」
伍長オコーナー : 「信心深くなるなよ 弾がおれの方へ飛んでくる」
この訳は完璧。
「ちくしょう」
英軍士官 : 「72師団 前進用意」
ここは72と言っているように聞こえるが、この連隊は第27連隊。音声がアフレコで後で入れてあるので何らかの手違いか?
「第27連隊 前進用意」
[第36場面 、嗅ぎたばこ ]
ポンソンビー : 「どうだね アクスブリッジ」
アクスブリッジ : 「強烈な匂いだ」
ポンソンビー : 「今では手に入らん 父が残してくれた物だ」
「アレキサンドリアの ユダヤ人がブレンドした」
アクスブリッジ :
ポンソンビー : 「父はフランス兵に殺された 二の舞いはごめんだ」
「馬が泥に足を取られた時」
「7人の槍騎兵に捕まった」
「運が悪かった」
アクスブリッジ : 「まったくだ」
ポンソンビー : 「屋敷に名馬が400頭も いたのにだ」
午後2時 ウーゴーモン
[第37場面 、ピクトン戦死]
ウェリントン : 「バイランドの部隊が崩れた 穴を埋めろ」
ウェリントン : 「重騎兵を使おう」
ピクトン : 「ゴードン 先に突っ込め」
「おれも旅団と 後から突入する」
ゴードン : 「ごゆっくり どうぞ 我々だけで支えてみせます」
ピクトン : 「いいから行け」
ゴードン : 「92師団 前進!」
連隊の間違い。
「グリーンスレード マッケナ」
何ていっているか不明。
マーサー :
ピクトン : 「行け 酔っ払いの悪党め」
「この下衆どもめ」
ここは直訳したら放送禁止語?
「泥棒野郎 ロクでなし」
[第38場面 、 スコッツ・グレイズ突撃]
ポンソンビー : 「スコットランド騎兵隊 前進」
「今だ! スコッツ・グレイズ 行くぞ」
ナポレオン : 「あの騎兵隊はやるぞ」
ケレルマン将軍 : 「誇りは最高ですが 指揮は最低です」
ナポレオン : 「なるほど そうかもしれんな」
「槍騎兵で迎え撃とう」
ポンソンビー : 「ひるむな」
「大砲が何だ」
これはこれでいいような気もする。
「大砲を潰せ!」
アクスブリッジ : 「再集合ラッパ」
ウェリントン : 「やめろ ムダだ」
「耳に悪い」
「君の耳に悪い」
ポンソンビー : 「後退しろ 再集合ラッパだ」
英竜騎兵A : 「左に槍騎兵」
英竜騎兵B : 「左に気をつけろ」
英竜騎兵C :
英竜騎兵D : 「側面攻撃だ」
[第39場面 、増援部隊]
ジェラール : 「砲声が呼んでいます 主戦場へ戻りましょう」
「我々は 全軍の3分の1です」
これが普通の訳。こっちがはるかにわかりやすい。
グルーシー : 「私に命令するつもりか」
「皇帝から受けた命令は プロシア軍の追撃だ」
ジェラール : 「私の部隊だけでも 行かせてください」
グルーシー : 「二手に分かれるのか」
「絞首刑になる」
「命令にはそむけん」
ナポレオン : 「ラ・ベドワエール」
ラベドワイエール :
ナポレオン : 「あの動いているのは?」
ラベドワイエール : 「軍隊のようです 5~6千名でしょう」
宮廷団長ベルトラン将軍 : 「その通りだ」
スルト : 「馬も見えます」
ナポレオン : 「どっちの部隊だ」
「フランスか プロシアか」
デランシー : 「グルーシー軍の青です」
アクスブリッジ : 「最悪ですな あれが敵軍なら」
ウェリントン : 「プロシア軍の黒だろう」
ウェリントン : 「君は目がいい 色を見分けろ」
ヘイ : 「恐らく・・・」 「あれは・・・」
ナポレオン : 「プロシア軍だ」
ナポレオン : 「見る必要はない プロシア軍だ」
「だが彼らはまだ 月の上にいるも同然だ」
「わかるか」
ネイ :
ナポレオン : 「ウェリントンの戦法は 座ったまま戦うことだ」
「何とか動かそう」
ナポレオン : 「グルーシーはどこだ」
ナポレオン : 「ラ・エイ・サンテの農家を 占領した方が勝つ」
「行け」
ナポレオン : 「グルーシーはどこだ」
「彼の兵力が必要だ どこにいる」
「なぜ私一人が苦しむ」
ベルトラン : 「陛下 ご負傷で?」
軍医長ラレイ : 「軍医として 休息を強くお勧めします」
「1時間はお休みください」
ナポレオン : 「胃が痛んだだけだ」
「心配ない」
ナポレオン : 「ラ・ベドワエール」
[第40場面 、 死してなお残るもの]
ナポレオン : 「アウステルリッツの後で 私は言った」
「あと6年間は いい年が続く と」
「あれから10年たち 9回も戦争をやった」
「聞いてるか」
ラベドワイエール : 「しかと」
ナポレオン : 「私の死後 世界は何と言うかな」
ラベドワイエール : 「栄光の限界を超えた と」
ナポレオン : 「遺産はそれだけか」
「栄光の限界・・・」